フリーランスの報酬未払いを個人で回収可能か？④～4つの未払い防止策～

報酬の未払いは早めに回収できれば喜ばしいことですが、報酬面で最適なことは報酬の未払いがそもそも起きないことであることは間違いないことでしょう。

そのためには、普段から報酬の未払いがなるべく発生しないための防衛策をとっておくことが重要となってきます。

フリーランスの場合には、自由であることがサラリーマンとは異なる大きな利点ですが、自由であるということは、何か問題が起こった場合でも、あなた自身で解決しなくてはいけないという責任が相反的に存在しているということなのです。

以下に簡単ですが、報酬の未払いをできるだけ防止するための4つの方法について紹介しておきますので、あなた自身が現在実行可能なものがあれば、実行していくとリスクを少しでも小さくすることが可能になり、安心してフリーランスとして活動することができるでしょう。

フリーランスの報酬を守るための4つの方法

①作成予定の契約書を第三者の専門家に確認してもらう

契約書に関しては、取引先と簡単に内容を合意して作成することは可能です。

特にネットで検索すれば契約書類のひな形はいくらでも無料で手に入りますので、簡単に作れるイメージがあるのではないでしょうか。

ですが、専門家にしか指摘できない部分などは、ひな形ではわかりませんので、作成前に内容を確認してもらうことは、非常に大切なことなのです。

②作成した契約書の中身を専門家にチェックしてもらう

作成した後の契約書も、専門家にチェックしてもらうことで、あなたに不利な内容があれば修正を求めることもできますし、違法行為が盛り込んである場合には削除するなど、安全に契約を締結し、安心して仕事をするためにも、契約書の中身をチェックすることも、忘れてはいけないことなのです。

③未払い報酬が発生した場合に使える回収方法を理解しておく

報酬未払いが発生した場合に備えて、報酬の回収方法を理解しておくことで、焦ることなく報酬を回収するために行動をすることが可能になります。

実際に、あなた自身が手段を下すわけではなくとも、知識として方法を知っておくことは大切なことなのです。

④未払いトラブルが発生したら早急に専門家に相談する

報酬未払いトラブルが、発生するとフリーランスの方であれば、どうしても自分自身でなんとかしないといけないと行動するかもしれません。

ですが、フリーランスの方はある分野での専門家ではあっても、法律が関わるトラブルの専門家ではありません。

専門家でない、あなたが行動することで、余計にトラブルを深刻化させてしまう可能性もゼロではありませんので、トラブルが発生する前から、判断を仰ぐことのできる専門家を見つけておくことも大切なことになるでしょう。

まとめ

今回は、フリーランスの方ができるだけ報酬未払いに遭遇しないための、リスク回避の方法について4つを紹介してきました。

今回紹介した方法を実践していたとしても、報酬未払いのトラブルが発生することはありますので、実際にトラブルが発生した場合も含めて、リスク回避の方法を普段から準備しておくことが、フリーランスの生活と仕事を守るためには、忘れてはいけないことになるでしょう。