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フリーランスとはどういう意味ですか?自営業との違い

フリーランスとはどういう意味ですか? 誰かに聞きたいけど、今更と思われそうで恥ずかしい……。

そんなあなたのために、フリーランスとは何か、どのような仕事内容や職種があるのか、よく似た言葉である自営業やフリーターとは何が違うのかなどを、わかりやすく解説いたします。

目次

フリーランスとはどういう意味ですか?

フリーランスには多くの魅力があります。

Twitterなどでも、フリーランスを名乗る方がここ数年で一気に増えました。それもそのはずです。

フリーランスの人口は、2015年には913万人程度だったのが、2018年には1,119万人にまで増加しています。また、2018年のフリーランス協会の調査によると、副業を含めたフリーランスの割合は、 国内の労働人口の1/6にもなるそうです。

そして、その影響を受けて、フリーランスになる準備を進めている方も多くいます。ランサーズの調査によると、「副業をしてみたい」と考えている方は7割にものぼり、今後副業としてのフリーランスも増えるのではないかと予想されています。

ところが、フリーランスとはどういう意味なのか、意外と知らない方もたくさんいます。

フリーランスとは、「働き方を指す言葉」で、「雇用されずに案件ごとに契約を結び、仕事をすること」を意味します。会社員の場合は、会社に雇用されて、決められた時間に会社で勤務し、毎月固定のお給料をもらいますよね。

しかしフリーランスは雇用されていないため、勤務する時間も、場所も、お給料も、案件によりバラバラです。

フリーランスの元々の意味は、「free=自由な」「lance=槍騎兵」で、その由来は中世ヨーロッパにまでさかのぼります。当時、各国に専属の軍隊はなく、戦争がおこるたびに歩兵を連れる槍騎兵と「槍」という戦闘単位で契約していました。

そして、まだ敵国と契約をしていない兵のことを、フリーランスと呼んだそうです。それがいつしか組織から独立して働くことを意味するようになり、現在のような使われ方がされるようになりました。

2020年施行の税制改正では、フリーランスを対象とした減税が決まっています。(ただし、利益・所得が2,500万円を超える場合は除外されます。)年収が850万円を超えるサラリーマンは増税になるため、フリーランスには追い風となるでしょう。

フリーランスの仕事内容・職種

それでは、フリーランスにはどのような仕事内容や職種があるのでしょうか。

イラストレーター

イラストを描く仕事のこと。ホームページやウェブサイト、冊子などでキャラクターを描いたり、CDジャケットやイラスト調のマップ、図解などを担います。

フリーカメラマン

業務委託契約やクラウドソーシングを利用して案件を見つける他、InstagramやFacebookなどのSNSで更新した写真が個人や企業の目にとまり、撮影の依頼が入ることもあります。

インスタグラマー

Instagramに大勢のフォロワーを持ち、大きな影響力を持つインスタグラマーになると、企業のスポンサー契約や、広告料、現物支給によって収入を得ることができます。

インストラクター

その分野に特化し、コーチする人のことで、ヨガ、アロマテラピー、スポーツなど様々な分野で活躍しています。

ブロガー

広告による収入が大半ですが、電子書籍やnoteで情報商材を販売したり、オンラインサロンを運営したり、ブログを元に得た収益で生活するプロブロガーを指します。

ライター

クラウドワークスやココナラなどのクラウドソーシングを利用して依頼を受け、文章を書いて納品して収入を得ている人たちのことを言います。

WEBデザイナー

企業または個人のクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを作る職種です。

ハンドメイド作品の販売

BASEやminne、メルカリなどのアプリケーションツールを利用して、ハンドメイド商品の販売をしている女性がここ数年で急増しています。

プログラマー、SE(エンジニア)

ITが発展した現代では、需要が高くなっている職種です。

コンサルタント

人事や経理、法務、広報、マーケティング、営業などの助言・指導を行う専門家のこと。

士業

弁護士、司法書士、行政書士、税理士、弁理士、公認会計士、社労士など、独立しやすい士業は法人化せずにフリーランスとして働く場合もあります。

他にもフリーアナウンサー、フリーの声優などがフリーランスに含まれ、フリーランスの仕事内容や職種は多岐に渡ります。

専門的な知識、資格がいるものもあれば、誰でもすぐに始められるものも。そのため、一言にフリーランスといっても報酬には差があります。

フリーランスと自営業の違い

フリーランスへの理解が深まってきたところで、フリーランスとよく似た言葉として使われる自営業の違いについて見ていきましょう。

実を言うと、フリーランスと自営業は同じ意味です。どちらも「独立して、個人の力で事業を行う働き方」を指します。

さらに、フリーランスや自営業とよく似た言葉に「個人事業主」がありますが、この個人事業主とは「税法上の区分」のことで、「法人化せずに、個人として開業届を出している人のこと」を指します。

フリーランスとしてお金を稼ぐことになると、税金を納めるために確定申告を行います。確定申告は、税務署に「開業届」を出して、開業してからでないと申告できないものです。

しかし、フリーランスとして働く人の中には、「個人事業主の届出を税務署に提出していない」「企業などと雇用関係を締結していない」「法人以外の業務を個人で行っている」というケースもあります。

そのため、個人事業主がすべてフリーランスというわけではありません。

他にもフリーランスとよく似た言葉があるので、違いを見てみましょう。

ノマドワーカー(ノマド)

オフィスを持たずに、カフェなどインターネット環境がある場所を移動しながら仕事をする人や、その働き方を指します。

SOHO(ソーホー)

スモールオフィス・ホームオフィスの略。自宅などをオフィスとして働くワークスタイルのこと。

自由業

雇用されないで、勤務時間に縛られずに働くこと。定義はないため、フリーランスも含まれます。

フリーター

アルバイトやパートとして雇用されて働く人のこと。

インディペンデント・コントラクター

業務単位で仕事を請け負う人を意味します。

ナレッジワーカー

企業に知識を提供して働く人のことを言います。

フリーランスは、ネットを活用して仕事をしている方が多いですが、中には店舗を構えているケースもあります。

そのため、ノマドワーカーが必ずしもフリーランスとは言えませんが、ネットを活用してカフェなど好きな場所で仕事をしているフリーランスはノマドワーカーでもある、と言えます。

他にもSOHOや自由業、フリーター、インディペンデント・コントラクター、ナレッジワーカーなどがフリーランスとよく似た言葉としてあげられます。

それぞれにフリーランスと重なる意味、まったく異なる意味があるので、違いを覚えておきたいですね。

まとめ

フリーランスには様々な職種や、似た意味の言葉が存在しますが、意味としては「働き方を指す言葉」で、「雇用されずに案件ごとに契約を結んで仕事をすること」を指し、自営業と同義です。

ネットを活用して好きな場所で仕事をしている場合は、ノマドワーカーであるとも言えます。

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