フリーランスは事業によって収入を得ることが基本になりますが、それ以外の収入もあったほうがより安心です。別の収入を得る選択肢はいくつかあります。
なかでもJリートは、継続的に分配金が得られるため、有望な選択肢の1ついえるでしょう。そこで、Jリートについて紹介します。
Jリートとは、投資家から集めた資金を賃貸不動産に投資をして、賃貸利益を分配金という形で投資家に還元する投資信託の一種です。
頭の「J」は「日本」を表しています。Jリートは証券取引所に上場されていますので、株式のように売買することが可能です。
フリーランスが事業収入以外の定期収入を得る方法としては、ワンルームマンション・賃貸アパート経営をする方法や、株式投資をして配当を得る方法もあります。
しかし、賃貸不動産投資には多額の資金が必要になるため、資金面でのハードルは高いです。銀行から借りるにも会社員と比べて融資を受けるのが難しいということもあります。
また、株式投資は、株価が下がって損失が膨らむリスクや業績悪化で無配当になるリスクがあります。
Jリートはその中間的な存在として、フリーランスにとって取り組みやすい投資になる可能性があるでしょう。
Jリートの主なメリットは、3つあります。
1つ目は、実物の賃貸不動産投資を行う場合と比較するとはるかに少ない資金で投資できることです。1銘柄数十万円あれば賃貸利益を分配金という形で手にできます。
2つ目は、比較的安定した定期収入が得られることです。Jリートの収入源は投資した賃貸物件の賃貸料であるため、大きく変動するリスクは小さいといえます。
3つ目は、多様な銘柄から自分に適したものを選べることです。投資対象はオフィスビルや賃貸マンション、賃貸倉庫など多種多様で、銘柄ごとに異なります。
デメリットは、購入したあと価格が下がるリスクがあることです。ただし、長期的に保有することによって価格下落リスクはある程度低減させることができます。
フリーランスとして個人事業をしていると、収入が不安定になることもあるでしょう。ときには、収入が少ない期間が長く続くこともありえます。そういったときに、別の定期収入があると心強いです。
Jリートに投資をすることによって、賃貸アパート経営をしているときと同じような利回りの定期収入を得られる可能性があります。
もちろん、金融資産の一種であるため値下がりリスクはあります。そのため、長期間保有できるように余裕資金で投資することが重要になるでしょう。
Jリートに長期的に投資をすれば、老後の年金を補完することにも役立ちます。フリーランスが自分を守る方法の1つとして、Jリートへの投資を選択肢の1つに入れてみることをおすすめします。
Jリートへの投資で生じる売却益や配当には、約20%の税金が掛かりますが、NISA制度を利用することで一定額まで免除されます。
Jリートに投資する場合は、合わせてNISAの活用も検討してみましょう!!