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今回はLaravelでプロジェクトの作成から日本の環境への最適化やDBの設定までをご紹介します。
コンピューターにすでにPHPとComposer、およびDB(MySQL)がインストールされている前提でお話します。
下記のコマンドでプロジェクトを作成します。
*example-appがプロジェクト名になります。
composer create-project laravel/laravel example-app
作成したプロジェクトに移動します。
cd example-app
プロジェクトを起動します。
php artisan serve
下記にリンクにアクセスするとLaravelの画面が表示されます。
/config/app.php を編集します。
‘timezone’ => ‘UTC’ → ’timezone’ => ‘Asia/Tokyo’
‘locale’ => ‘en’ → ’locale’ => ‘ja’
初期値はutf8mb4となっており、これでは共有サーバーなどでは動作しないため、utf8に変更します。
絵文字などを使いたくて、かつ共有サーバーなどは使わない場合は何もしなくても大丈夫です。
/config/database.php のconnectionsのmysqlを編集します。
‘charset’ => ‘utf8mb4′ → ’charset’ => ‘utf8’
‘collation’ => ‘utf8mb4_unicode_ci” → collation’ => ‘utf8_unicode_ci’
Laravelには Laravelデバッグバー という便利なLaravel専用のデバッガーが存在します。
Laravelデバッグバーを入れるとIDEなどが無くても高度なデバッグ作業が出来るので入れることをお勧めします。
本番環境の場合はインストールする必要はありません。
また.envファイルのAPP_DEBUGをfalseにすることで非表示にすることも出来ます。
下記のコマンドを実行します。
composer require barryvdh/laravel-debugbar
インストールが完了し、http://127.0.0.1:8000 にアクセスすると画面左下にアイコンが表示されます。
アイコンをクリックするとLaravelデバッグバーが表示されます。
Laravelデバッグバーはその画面を表示する際のクエリーやセッション情報、各処理に掛かった時間などが表示されます。
.envファイルのDB_DATABASEにデータベス名、DB_USERNAMEにユーザー名、DB_PASSWORDにパスワードを設定して下さい。
MySQLがローカルにインストールされていない場合はDB_HOSTにも接続先のIPアドレスを設定して下さい。
またポートが3306でない場合はDB_PORTの値も変更して下さい。
DB_DATABASE=laravel
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=password123
下記のコマンドを実行します。
php artisan migrate
接続設定に問題が無ければ下記のような実行結果となり、MySQLには4つのテーブルが作成されています。
Migrating: 2014_10_12_000000_create_users_table
Migrated: 2014_10_12_000000_create_users_table (653.74ms)
Migrating: 2014_10_12_100000_create_password_resets_table
Migrated: 2014_10_12_100000_create_password_resets_table (100.38ms)
Migrating: 2019_08_19_000000_create_failed_jobs_table
Migrated: 2019_08_19_000000_create_failed_jobs_table (109.17ms)